多治見市保健センターによる育児体験セミナーを実施しました【総合的な探究の時間】
2年生普通科の生徒が、「総合的な探究の時間」という授業の一環として、SDG’sのテーマを基に、問題解決のためのグループ探究学習「マイプロジェクト」に取り組んでいます。その中のテーマ「5 ジェンダー平等を実現しよう」に取り組んでいるグループが、「男性の育児休暇所得率を上げたい」という思いから、多治見市保健センターの保健師・助産師の方に講師を依頼し、本校在校生を対象とした、育児体験セミナーを企画しました。
保健センターの保健師・助産師の方の指導のもと、赤ちゃん(人形)の沐浴体験を行いました。生後間もない赤ちゃんの体重や、首がすわっていない状態を再現された精巧な人形だったので、参加生徒も気をつけながら抱き上げ、慣れない手つきで赤ちゃんの沐浴を行いました。男子生徒ですら「腰が痛い~」と言っていたほど、長い時間赤ちゃんを抱き上げ続けることがいかに重労働であるかも、身をもって体験することができました。また実習後、助産師の方からの講演や質疑応答から、出産に関わる母親の負担の大きさ・父親を含めたの周囲のサポートの大切さを学びました。
主催したグループの生徒たちの働きがけで、女子生徒だけでなく多くの男子生徒や若手男性教員の参加につながりました。このセミナーが、子育てへの理解を深め、育児におけるジェンダー平等への第一歩になることを願います。