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オーストラリア修学旅行④


 7〜8日目。ホームステイを終えた生徒たちはいよいよメルボルン市内に入り、最後の行程である1日半の市内研修を行いました。この日のために数ヶ月も前から事前学習に励み、夢にまで見たメルボルンです。この2日間は最高気温が31度、34度とそれまでの冬のような気候から一転して夏らしい天気となりました。
ホームから帰ってきたその足で1日目スタート。動物園、水族館、博物館、図書館などの施設を訪れては好奇心を大いに駆り立て、イギリス調の面影の残る建築物や無料トラムに町の深さを感じたり、この街に住む人達の優しさ、おおらかさ、温かさに至る所で触れられたりとその一つ一つの経験が全て生徒たちにとっては有意義な時間となったようでした。

 また市内研修1日目の夕方から皆で散歩に出かけました。極地に近いメルボルンでは夜9時近くまで明るいのですが、その夕日が沈む姿を橋の上から鑑賞し、近くで行われているクリスマスのプロジェクションマッピングを見ました。ちょっとした散歩は暑い中1日歩き回った彼らにはとても疲れたと思うのですが、景色の素晴らしさに疲れも吹き飛んだようでした。
 市内研修2日目は、市内北部のマーケットをスタート地点にしてホテルまで帰ってくるという形でした。前日にやり残したことなどあった者達は集合時間ギリギリまで街を堪能していたようした。

 この修学旅行はファームステイ→ホームステイ→市内研修と、複数から単独へ、さらに生徒自身の自由度が高まることに伴いより難易度が高くなるプログラムとなっています。実は日程以上にハードなスケジュールだったりします。その全てをやり遂げました。

 これから間違いなくグローバル化が加速していきますが、英語が話せるかどうかということ以上に英語を使って何を語るかが求められるでしょう。生徒達は今回の旅行を通して少なくとも英語を話すことへの抵抗は大きく下がったことかと思います。一歩踏み出せたはずです。ランチを注文することも、トイレを探すことも、挨拶一つとっても全ては勇気を持って挑戦することになるからです。それをこの高校生の間に体験できたことは彼らの人生にとって大きな財産となったかと思います。多くの者にとっての人生最後の修学旅行が人生最高の修学旅行として今後の人生に活かされること期待したいです。

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