2018年08月01日(水)
カテゴリ:お知らせ
北方領土青少年等現地視察事業3日目
第三日目(8月1日)
3日目の午前は気分を少し変えて観光船「はまなす」に乗りホエールウオッチングです。残念ながらクジラを見ることはできませんでしたが、イルカの群れが元気良く泳いでいる姿が見られました。
午後からは羅臼からウトロに向かう途中の知床峠で休憩。今日は天気も良く、いつもより国後島がくっきりと見えます。昼食は羅臼昆布のラーメンです。大変おいしくいただきました。
ルサフィールドハウスでは世界自然遺産である知床半島先端部の自然の素晴らしさ、知床の海と陸の生態系のつながり、人々の生活と密接に関わってきた知床の「海」の価値について学びました。
この研修もいよいよ終盤です。羅臼国後展望塔で元歯舞諸島、多楽島の島民、高岡唯一さんの講話を聞きました。ソ連(ロシア)領になった多楽島でソ連兵による家族への威嚇行動があり、本当につらい目にあったそうです。生徒たちはこの講話を聞き北方領土返還に対する意識が変わったと思います。
最後の夕食もやはり蟹です。ちょっと食傷気味かな。(贅沢だと叱られます)
研修最後の夜は反省会です。活発な意見を聞くことができました。
天候にも恵まれ、北方領土を何度も間近に見ることができました。普段岐阜県にいては絶対に感じることができなかった北方領土問題を、ここに住む人たちは現実の問題として長きにわたり直面しています。帰りたい、せめて自由に墓参りがしたいという元島民の人たちの思いだけでも叶えてあげたいと願うばかりです。