【言語】生徒スピーチ(夏休み後の集会)その②『“嫌い”の因数分解』
先日行われた夏休み後の集会で発表された生徒スピーチを紹介します。
『“嫌い”の因数分解』
中3 工藤さん <稲津小学校出身>
突然ですが、誰にでも嫌いなことが必ずあると思います。
もちろん私にもあって、私は漢字を覚えることが嫌いです。漢字検定も1年生の時以来、全然受けていません。できれば考えたくないくらいですが、さすがにそろそろ受けないといけません。
しかし、私は漢字を覚えるのが嫌いです。どうにかならないものか、と思っていた頃に、私はユーチューブであるラジオを聞きました。
テーマは「“嫌い”の因数分解」という題名で、中学生から高校生くらいのリスナー何人かが自分が「なんか嫌いだなぁ」と思っていることを話し、その“因数分解”つまり、なぜ自分がそれを嫌いになったのか、どこがどう嫌いなのか、ゲストと電話で相談していくというものでした。
例えば、「しょっちゅう小さな嘘をつくあの人」を嫌いなのは、「嘘」が嫌いなのか、それとも「あの人」の別の部分が嫌いなために、そのとっかかりを作りたいのか。
私はこれを聞いて、「“嫌い”の因数分解」をしてみました。
私はなぜ、漢字を覚えることが嫌いなのか。
1つ目に、覚えなくても調べて写せば良いと思うから。
2つ目に、覚えるのに時間がかかって時間がもったいないと思うから。
これが今、私が思っている漢字を覚えることの嫌いな部分です。
しかしこれを反対に考えれば、調べられるものがなければ漢字が出てこない。漢字を効率的に覚える方法を知らないから時間がかかってしまうのです。
私が思うのは、嫌いなことがあっても、「嫌いだから」という理由で片付けてしまうのではなく、「嫌い」な理由をさぐり、そこからもう一度考えてみることで新しい発見ができるのではないかなということです。しかし嫌いなことをすぐに嫌いでは無くなるのは難しいと思うので、今度すぐに漢字検定を受けることはできないと思うけど、少しずつ改善できていったらいいなと思いました。
*自分を分析していくことで、自分を知り成長していこうということですね。あきらめずに嫌いなことでも努力しようとする姿勢がとてもいいですね。