2019年10月18日(金)
カテゴリー:お知らせ
人権講話『誰もが誰かのALLYになれる』
今年は、NPO法人ASTAの方々をお招きして、LGBTを含む性的マイノリティへの理解を深めることがテーマでした。当事者の方から体験談を聞きましたが、理解不足が原因で差別やいじめにつながることやその方々の日常における苦悩などを知ることができました。また、何気ない会話で傷ついて自己否定される場面が多いこと、旅行先のトイレや浴場を使いづらいことなど、私たちが普段深く考える場面が少ないところで苦しまれていることがあるのだと分かりました。その方々を理解し、何か私たちが出来ることはないかと考える機会にもなりました。
そして、ASTAの方からの印象深いお言葉がありました。それは『ALLYになって下さい』でした。
これは、英語の「Ally」に由来する「支援者」「味方」という意味を持つ言葉です。つまり、性的マイノリティ当事者ではない人がその方々を理解し支援するということ。上から手を差しのべるのではなく、隣りにいてくれることが大きな支えになるということです。この精神は、何も性的マイノリティの方々に限ることではなく、すべての人間関係につながるものですね。
多様な個性があって当たり前なのだから、他者を尊重し、「違い」を受け入れ、共に生きて行こうという姿勢こそが、すべての人の人権を守り、『生きやすさ』につながるのだと思いました。