2014年09月28日(日)
カテゴリー:3つの教育の柱の取り組み
肩の上のこびと君
先日、安田亨先生の講義を受けてきました。安田先生は、長年「全国大学入試問題正解」(旺文社)の解説委員を務められ、「大学への数学」(東京出版)の執筆者でもあります。現在は、駿河台予備校の講師をされている、数学界ではとても有名な方です。
安田先生が言われるに
「問題を解くとき、私の肩の上にはこびと君が現れるのです。そのこびと君が私にささやくのです。『それは本当に正しいの?』 『どうしてそうなるの?』 『そんなことをしてもいいの?』 ・・・と」
「私は、そのこびと君の質問に必ず答えるようにしています。こびと君の質問に答えていくにつれ、数学の力がアップしていきました。そして、こびと君もどんどん成長します。いいこびと君をもっている人は、数学の力があるのかもしれません。」
だれでも、肩の上にこびと君を乗せているのだと思います。しかし、そのこびと君の声を聞き続けるかどうかで、大きな違いになるのでしょう。
私の肩の上にも、西中の生徒の肩の上にも、立派なこびと君を育てていきたい、と思っています。
肩の上のこびと君、3年生のKさんがイラストにしてくれました。
こびと君、数学だけでなく英語にも理科にもいそうな気がします。
(教員 MT)