初めての方へ
多治見西高等学校附属中学校は岐阜県多治見市西部にある、
2000年開校の私立中高一貫校です。
併設の多治見西高等学校の100余年の良き伝統を継承し、
丁寧な指導と落ち着きのある温かい校風の学校です。
本校の特長は、将来の進路実現のための学力養成と
人格形成を教育の両輪に据えているという点にあります。
ぜひ本校に足を運んでいただき多治見西中を体感してください。
本校は学習指導も生活指導も一人ひとりを大切にする全員主義。熱意あふれる教員と意欲的な生徒によって展開される授業、学級活動、学校行事は、教員と生徒たちとの程よい距離感を生み、本校を特徴づけています。
“入学から卒業まで一人ひとりを大切に”。これこそが開校以来本校の伝統です。
人間力 ~個性を伸ばす『行事活動』~
すべての生徒が人として大きく成長してほしいと願っています。そのために、まず仲間との関わりがとても大切であると考えます。異なるバックグラウンドや意見を持つ人々と交流することで、新たな視点を得ることができます。また、仲間と新しいことに挑戦したり、失敗したりすることも大切です。その経験から自分自身を客観的に見つめ、自己の成長の方向性を見いだすことができます。人としての幅を広げていきます。
あたたかなまなざしで新入生を迎える野外オリエンテーション
新入生と上級生が混在する縦割りグループで臨む、初めての活動です。リーダーを務める3年生とその補佐をする2年生が、入学して間もない1年生を温かく包みます。共に1年を過ごす仲間が心を通い合わす1日です。
一人ひとりの個性が生きる西華祭
ステージ発表をはじめとする企画で「モノ」作りが始まります。やがて各々の個性が欠くことのできない力であることに気づきます。その後に残る財産は、成し遂げた充実感と、互いを認め合える仲間関係です。
リーダーシップが磨かれ、受け継がれる体育祭
全校を動かす執行部、各係の活動。大きな集団を動かす経験は、自分たちの計画の甘さを痛感することから始まります。それを受けとめ、話し合いを重ねる中でリーダー同士の絆も強くなり、限られた時間で懸命に働くその姿が、集団の絆を強くしていきます。3年生のリーダーシップは下級生に受け継がれていきます。
神戸研修
異国情緒あふれるハーバーランドや神戸モザイクなど、洗練された美しい街並みでグループ研修を行います。
校外での研修でみんなが楽しく研修するにはどうしたらいいのか考えていきます。仲間を思いやる気持ちを育てます。
沖縄研修
沖縄の美しい海や豊かな自然を体験したり、地元の人々と交流していきます。「なんくるないさ〜」 で代表されるように沖縄には他の地域とは異なる独自の人生観があります。この研修は普段とは違う心豊かな時間を過ごすことができ、自己を見つめ直すいい機会になるはずです。
確かな学力 ~知識・技能を着実に身につける『授業』~
本校では、生徒の理解度を確認するため直接対話しながら授業を進めています。
「わかる」感動に出会い「学ぶことが楽しい」と実感してくれることを目指しています。
“自分が何に興味を持っているか知り、そのことを深く掘り下げる”
このような意欲的に学習する姿を目指します。
英語
4技能をバランス良く伸ばす授業を展開(週5時間以上)
中学・高校(普通科)では週5時間以上の授業を実施。ネイティブ講師による授業をはじめ、「聞く・話す」を重点的に行う授業、「読む・書く」を重点に行う授業に分け、4技能をバランス良く伸ばします。
オンラインレッスン
ネイティブ講師によるオンラインの英語レッスンを行います。このレッスンを通して、一人ひとりの発話量が増加し、自分が話した英語が外国人に通じたという達成感・楽しさを味わいます。また、講師とのやりとりを通して異文化に対する理解も深めます。
ニュージーランド・オーストラリア研修(希望者)
言語
朝読書
毎朝、10分間の朝読書から始まります。母体の多治見西高校は、この地域では最も早く「朝の10分間読書」を導入しました。本校も開設以来この朝読書を実施しており、中学生は毎朝静かに好きな本を読むことに慣れ、読書習慣を身につけていきます。朝の10分間の静寂した中での読書は、脳の前頭前野を活性化させ、より一層の学習効果を高めます。
聞き手を意識して、自分の考えをよりよく伝えるスピーチ
毎日に朝の会や集会で、スピーチを行います。よりよく伝えるために、主張点や考えの根拠、話す順序を整理するなど、発表までに様々な準備をして臨みます。また、ディベート学習も行います。
情報から伝えたい内容をきちんとまとめ書く力を育む
「PREP法」「箇条書き法」「時系列法」などの構成法を学びます。「書く力」は、もちろんのこと同時に「読む力」も高めます。また、「水の作文」などの作文コンクールへの応募で力を試しています。
探究力 ~知識を使い考える『探究の授業』~
AIの台頭、デジタル化、グローバル化など、今後、社会はものすごいスピードで変化していきます。今まで経験したことがない未知の課題に対応するには、指示待ちではなく、自分なりに考えて、自分なりに問題を見出して、自分なりの答えを見出すことが大切です。探究学習はその力を高めます。
情報探究
本校では2024年4月より新しい挑戦が始まりました。生徒がITの世界に触れ、プログラミングの魅力を学ぶ「情報の授業」を開講しました。これは、未来のリーダーを育む一環であり、生徒の創造性や問題解決力を伸ばす目的としています。ますます進化するデジタル時代に対応するため、プログラミングスキルはますます重要となっています。新しい知識を得て、楽しさと達成感が未知の可能性を広げます。
日本初の「ロイロ認定校」に選ばれました。
本校は日本初の「ロイロ認定校」に選ばれました。2023年度末時点で認定校は全国に11校です。
iPadは、授業や学校での様々な活動で、自分の想いや考えを分かりやすく発信する、仲間と協働してより良いものを創造するなど、先生そして仲間とのコミュニケーションを支えるツールとして役立っています。
情報社会でのモラル
「情報モラル講話」や「モラルテスト」などを通して、情報や情報技術が社会の中で果たしている役割や及ぼしている影響について正しく理解し、正しく利用する態度や方法を考えていきます。
情報の科学的な理解
プログラミングで、ゲームやアプリの製作を行います。その活動を通して論理的思考力や創造力、問題解決能力などを育てます。
情報活用の実践力
本校では充実したオンライン環境を整備しています。ロイロノートも活用して学習効果を高める工夫もしており、プレゼンなど自分の考えをまとめたり、他者にわかりやすく伝えるときには、とても有効です。
理科探究・社会探究・クエストエデュケーション
AIの台頭、デジタル化、グローバル化など、今後、社会はものすごいスピードで変化していきます。今まで経験したことがない未知の課題に対応するには、指示待ちではなく、自分なりに考えて、自分なりに問題を見出して、自分なりの答えを見出すことが大切です。探究学習はその力を高めます。
理科探究
「割れないシャボン玉」「糸電話の通話可能距離」など、身近な疑問を自分で解決していきます。インターネットの使用は禁止しています。自分で考えることを大切にしていきます。自分で実験方法を考え実験器具も自分で作ります。上手くいかないこともありますが、その経験が大切であると考えます。主体性、創造性を育て、やり遂げる達成感を味わいます。
理科探究テーマ
「油をよく吸う布」
「液状化」 など
社会探究
困っている人を助け、笑顔にする企画を考える「ソーシャルチェンジ」を行います。自ら見つけた課題を、その解決にチームで取り組み、発表します。ふとしたアイディアや考えを自分の言葉で話し、異なる考えや意見を取り入れ、力を合わせてより良い企画をつくりあげます。そんな体験のなかで、主体性・創造性はもちろん、自己肯定感・コミュニケーション力も高めていきます。
社会探究テーマ
「左利きの人を救う」
「食物アレルギーの人を助け隊」 など
クエストエデュケーション
実在する企業から出されるリアルな課題(ミッション)に取り組みます。働くことの意義や社会に対する興味関心を育てます。生徒一人ひとりの主体性と創造性、そして職業観を高めます。
2024インターン先企業
好奇心と探究心を刺激する仕掛け-フィールドワーク
本校では、各学年でフィールドワークに出かけます。実際に目で見て、体験することは、興味・関心を深め、深い学習につながると考えます。秋には異文化研修で出かけ、文化理解の研修を通じて、「他」と「異」を「なぜ?」にするトレーニング。他、「動物学研修」、「河川実習」など、様々な学びのプログラムが待っています。
ミツバチプロジェクト
本校を中心にした周囲2~3km圏内には花を咲かせる木々や草花がたくさん自生しています。この恵まれた環境の中、2016年春から始まったのがミツバチプロジェクトです。自分たちで絞ったハチミツを味わうことは何よりの喜びですが、養蜂に携わる中で、ミツバチの生態、自然との共生、環境への興味関心が高まり、更なる学びへと発展していきます。また、このプロジェクトに参加する世話人は、中学生から高校生までコースや学年の垣根を越えた希望者です。最盛期になるとハチミツの収穫に追われますし、瓶詰めまで行うのは大変ですが、蜜を絞るときには世話人全員が笑顔になります。搾りたてのハチミツの味は、ほのかに花の香りがあり、努力の結晶というスパイスも加わって格別です。
便利で安心な通学環境
本校はJR太多線の小泉駅から徒歩5分程度という利便性の高い環境にあり、多治見市内はもとより、県内東濃・中濃地域、また愛知県の春日井地区から多くの生徒が通学しています。