西中VOICE

3年生理科 河川実習

今日は恒例の3年生河川実習の第1日目、3年A組が御嵩町安佐野を流れる津橋川へ出かけました。現地で水質測定や川の様子をスケッチし、河川生物を調べる実習です。中学生たちに、本来の自然の姿を実感してほしい、川の多様な生き物に触れながら環境を意識する視点をもってほしいという思いから、開校以来続けている理科の校外学習の一つです。

下見に行った折、川沿いに住む方に挨拶すると、「今年も中学生さんが来る時期だから、草刈りしておきましたよ」と。生徒達が川に触れ、川の自然に感激する様子は、地元の方にとっても、楽しみなことだったかもしれません。

さて今日の実習。遠くから先生を呼ぶ声「ウナギがいましたー!」。行ってみれば、絶滅危惧Ⅰ類のスナヤツメでした。ウナギも今や絶滅危惧種ですが、はるかに珍しく貴重な原始的魚類です。3グループが見つけた川の生き物は合わせて約30種になりました。わいわいと楽しみながら全員が川に入り、エルモンヒラタカゲロウやコシボソヤンマの幼虫が育つ川を肌で感じたことと思います。

水質だけではなく、岸辺や川底の多様さが不可欠であること、多種の生き物が住む川の周囲が田畑と深い緑の丘陵であったこと…。これは言葉では教えません。彼たちがいずれ「判断する」必要が生じた日に、記憶から引き出し自分自身で言葉にしてほしいことです。

  • ここには何がいるかな?
  • ガサガサやってみると…
  • 絶滅危惧種 スナヤツメ発見!


























































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