2014年11月22日（土）
カテゴリー：３つの教育の柱の取り組み
アサーショントレーニング
本校には合同道徳という授業があります。
全校生徒がそろって受ける授業のことです。
1回ごとに異なる先生が行う授業で、”よく生きるため”そして”人間としての力を高めるため”の授業を目指しています。
今日はK先生の担当でした。K先生による今日の授業を紹介します。
授業のスタートは、先生方による寸劇からでした。
断りたい依頼を受けたときにどのような返答をするか。
3人の先生が、のび太くん、ジャイアン、しずかちゃんの3タイプを演じてくれました。
参照比べてみれば、主張できず相手の言いなりになってしまうのび太くんや、自分の主張ばかりで相手を怒らせてしまうジャイアンより、相手の状況を理解しながら断る理由を伝えて相手も納得するしずかちゃんが1番いいと、すぐに分かります。
では、もっと難度が高い状況では・・・。「私」が1人で主張をしなくてはいけない相手は集団の時もあれば、大切にしたい人のこともあります。
しずかちゃんのような自己主張（アサーション）の方法は覚えておくべき基本の手法です。
でも、実際にはただ1つの正解があるわけではありません。
のび太君のような優しさも人間として間違いとは言えません。
大切な事は言い方を磨くことだけではありません。
K先生の授業を通じて、自分の中に「正しい－正しくないを判断する力」と「人を思いやる心」を育てながら、良い自己主張をたくさん経験していくことが1番だと考えました。
教員YH