西中VOICE

教育の責任

HOLY0458文部科学省平成26年度「大学教育再生加速プログラム(テーマⅢ入試改革)」に、お茶の水女子大学での「新フンボルト入試」と呼ばれる新しいタイプの試験が採択されました。

この試験は、一次試験で基礎学力と英語力を測るものの、二次試験はこれまでのそれとは大きく異なります。文系学部では、『貧富の差をなくすことは可能か』などといった課題に対し図書館に通ってレポートを作成し、理系学部ならば、『色素の色が溶媒でどう変化するか』などの課題に対して実験室でレポートを作成します。グループ討論や面接を経て、最終的に合否が判断されます。

今、教育の目標が、「教科の知識を身につけること」から、「身につけた知識を使いこなすこと」へと大きく変わろうとしています。必要な情報を集めて、まず自分で考えて、他者と協力し合って問題を解決していく力を求めています。これは、本校が取り組んでいる社会探究、理科探究で実践していることと相通ずるものです。

このような力が求められる背景には、現代の世の中に地球温暖化などの異常気象、津波による原発事故など、過去に講じられてきた解決策が、結局は十分な有効性を持たなかったという反省もあるのでしょう。

今の生徒たちに、将来いろいろな困難な事態に対して「未だ考え出されたことのない、新たな解決策」を考え出す人材が期待されているのです。

教育の責任は重大です。  (教員MT)





























































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