『夏の宝』できるかな?
先週21日(火)に終業集会を行いました。とは言え、その翌日から今日まで6日間は夏期特別授業期間で、午前3時間授業(60分授業が3つ)、午後からは西華祭(学校祭)の準備で3時まで活動する毎日でした。本当にお疲れ様。西中生にとっては明日からが『本当の夏休み』です。平等に与えられたこの時間、みんなはどんな風に過ごすのでしょうか。いろいろとすることがありますが、それらは「やらなくてはいけないこと」「やりたいこと」「できればやったほうがいいこと」の3つに大別できるような気がします。この3つがバランスよくできるといいですね。
「やらなくてはならないこと」は、自分の意思とは関係なくやるべきことで、その代表は宿題です。一定量の問題を解くなどして、この数か月で学習したことを忘れないように確認する意味があります。これは全員が必ず期日までにやりきらないといけません。ちゃんと理解できたか、身についているかは課題テストで確かめましょう。
「やりたいこと」は人ぞれぞれですね。時間のある時にしかできないこと、外出しないとできないこと、夏しかできないことを大いに楽しんで下さい。本の好きな子は読書する時間がたっぷりあります。家族と一緒にできることもあります。その中で何をするのか決めるのは自分だし、きっと好きな事ばかりだから、言われなくてもできますね。
さて、最後の1つ、「できればやったほうがいいこと」って、どういうものかわかりますか。これはやらなくても叱られるものではありません。でも、ちゃんとできたとしたら自分への自信につながるものです。例えば、宿題以外に自主的に苦手な教科の学習内容を復習する、得意な教科の勉強を進めてみる、人や地域のためになるボランティア的な活動をしてみる、などです。ポイントは誰からも「やりなさい」と強制されてやることではなく、「自分から進んでやる」ということです。ただ、正直言ってちょっと面倒だなぁ、というものがほとんどです。敢えてそれに取り組み、少しでもそれを為すことができたのなら、それは自分を高めたという意味で素晴らしい『夏の宝』になります。『夏の宝』は1つで十分です。それだけで自分のことが誇らしく思えるでしょう。
次に全校生徒が集まるのは8月17日(月)。健康と安全に気を付けて、1人でも多くの子が『宝』を作れるような素敵な夏になることを願っています。